人気歌手とカリスマモデル
気づいた時には、


「……此処何処?」


「ウサキ!大丈夫?」


心配そうに覗きこむ郁。


「ウサキ気づいたか?
随分疲れてたみたいだな。働かせすぎたか…」


真太郎さんまで心配してる


白い天井…白い壁
そして私の腕に点滴…



「ウサキ、疲労と貧血で倒れてたんだよ。
撮影現場にウサキが来ないから社長が迎えに行ったら、真っ青な顔で倒れてたのよ…」



「あ!撮影!迷惑かけちゃった。真太郎さん今からでも行きます!」



「アホか。
2、3日は休みなさい。
今日は入院して後は…
俺ん家に来るか?」



あ~そうだ。



今朝詩音の報道…



詩音はきっとツアー中で
まだ帰って来ないけど…


帰りずらいし…



「お願いします。」



「ウサキ?私はあんなの嘘だと思う。あの俺様があり得ない!
ウサキ信じてるでしょ?」



「…うん。」




無理矢理されたって信じてる…



ただ元カノだし。




離れてるし…




不安なの。




詩音…逢いたいよ…




しばらくして…



あり得ない人が来た。



「ウサキ、1人で考えちゃダメだかんね!」



「うん郁ありがと。」



郁は学校に行くため帰って行った。




「ウサキ、俺飲み物買ってくるわ。」



病室には私だけ…




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