Love...Twins
「ゆ、勇羽?」
「誰だよこいつ。」

その人はそう言ってあたしの手をやっと離してくれた。

「お前こそ誰なんだよ。あ?」

あたしの知ってる勇羽じゃないみたいに、冷たく怖い顔をしていた。

「んだよ、彼氏持ちなのかよ。カップルそろってメイド服着てんじゃねーよ」

そう言って、三人は帰って行った。
こ、怖かった、、、

、、、でも、『俺の女』って??

「ぼーっとすんな。あっちのテーブルにオレンジジュースもってって」

勇羽がデコピンをしてきた。

「イタッ!」
「あ、あと、あーゆう面倒そうな客のとこにはなるべく行くな」

「あ、、、ありがと」

そう言ったときにはもう聞こえていなかったみたいで、勇羽はそそくさと違うテーブルに行ってしまっていた。

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休憩の時間。あたし達は屋上でカフェオレを飲んでいた。

「俺が美羽ちゃん助けたかった。勇羽かっこよすぎ。」

空くんはそう言ってゴロンと寝っ転がった。
すると、屋上に知らない女の子が入ってきた。

「あ!いた空!ちょっと来て」
「姉貴!?」

空くんは三年生にお姉さんがいるんだった。
話には聞いていたけど、あんなに綺麗なお姉さんだったんだ、、、

「ちょっとごめん。」

空くんはお姉さんに呼ばれて屋上を出ていった。
すると、亜優ちゃんも立ち上がった。

「トイレ、、、行ってくるね」
「あ、うん。」


屋上には、あたし達しか居なくなった。
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