Love...Twins
「あ、あのさ、、、」

あたしはずっと聞きたかったことを口にだした。

「亜優ちゃんに、なんか言われた?」

本当は聞きたくない気もする。
だけど、これで2人が付き合うことになったんだったら、これ以上あたしは勇羽を好きになったりしない。

「告られたよ?」

亜優ちゃん、ちゃんと言えたんだ。
良かった。。。
、、、良かった。

あたしはまた泣きそうになる。

「振ったよ?」



、、、、え?
勇羽が亜優ちゃんを振っちゃったら、あたしはどうしたらいいの?
どうやって勇羽を忘れたらいいの?


「俺、今まで告られた女とは好きじゃなくても大体付き合ってたし、彼女いても、誘ってくる女とはヤってた。でも、俺も向こうもお互いを本気で好きなワケじゃない。それが、美羽の嫌がるカラダだけの関係。」

「サイテーだよ、、、」

「だから俺もうそういう女遊びとかやめるわ。本当に好きなやつとしか付き合わないことにした。」

勇羽が、大人になった、、、
今まで勇羽のそういうとこが大嫌いだった。
女遊びばっかりして、本気の恋をしてなかった。
、、、そういうとこ だけ 嫌いだったのに。

もう、勇羽を嫌いになれる理由が1つも無くなっちゃったよ。

「、、、バカ」

あたしは思わずつぶやいた。

「は!?何がだよ。人が決心したってのに。」
「さ、最初からそうしなさいよってコト!!」
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