Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
「こ、コラっ!田中ちゃん、いい加減にしなさいってば!」
幾ら酔っているとはいえ、不躾も甚だしい田中の肩を掴んで
早川は無理矢理彼女を席に戻そうとした。

「先輩だって同意見ですよね!?」

早川の声は全く田中の耳に届いていない。
やれやれと溜息一つ零して真実はゆっくりと頷いた。

「それはそうね……田中さんの気持ちは分かるわ…」
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