Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
其処まで打ち込んで、真実は携帯を胸元で握り締めた。
心なしか足取りが軽い。
見上げた夜空に浮かぶ星々の灯りが眩しい。

マンションのエントランスを潜るまでに
自分が入力したコメントを見返して、
真実は満足げに送信ボタンを押した。
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