天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
「とにかく!」

龍太郎はテーブルを叩いて立ち上がる。

「誰が優勝すんのか知らねぇが、今のうちに天神学園最強の座で胡坐かいて待っとけや!俺が体育教師んとこでスゲェ必殺技でも編み出して、速攻引き摺り下ろしてやっからよ!」

「吠えてろ」

宜虎が。

「不遜な態度ね」

舞白が。

「その時は蜂の巣にしてあげるわ」

苺愛が言う。

きっと、こはくもどこかでクシャミしているに違いない。

< 129 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop