天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ

第三試合

控え室。

弾倉(マガジン)に5.7ミリ弾を込め、20発込め終えたそれを太もものホルダーに収める。

そのマガジンが左右の太ももで合計六本。

120発。

これが苺愛の命綱。

彼女はこの120発で勝負を決めなければならない。

相手が誰であろうと。

どんな強敵であろうと。

苺愛に許されるのは、120発の凶弾のみ。

それを撃ち終えれば、彼女に為す術はない。

手も足も出ないまま、相手に傷つけられ、床を這い蹲らされ、敗北を喫する。

しかし…。

「それってスリリングじゃない…!」

彼女の口元に、危険な笑みが浮かぶ。

「120発の間にどちらが先に命運尽きるか…ゾクゾクするわぁ…さぁ、私を殺しに来なさいよ!私の心臓を抉り出してごらん!あははははははははっ!」

< 81 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop