【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。
「しなきゃ、また利用されるだけでしょ」
「利用ってなんだよ」
「この間、私をつかって、天音に会おうとしたじゃない」
「あれは、たまたま…お前に会うこと言ったら、来だけで……」
「それでも喜んだでしょ?秀の好きな人は天音だって…私、分かってる!」
私は振り向いて、秀に言ってやった。
「え…沙絢…どうして?」
「……秀が、天音を見ている目で、すぐに分かった」
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