【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

秀は私を見つめていた目を、その言葉を聞いて、すぐ泳がせた。


ああ…終わった。


それを見て、すぐにそう思った。



「……じゃあね。もう会いに来ないで」



「待って、沙絢。終わりだっていうなら、最後に沙絢の部屋にある俺のもの、全部持っていくから」



秀は、帰ろうとする私の後を、そう言って着いてきた。

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