【完】短編集~幼馴染み~
「由貴…っ」
「アイツの言っている言葉は、いつも真逆だったんだ。“大嫌い”じゃない。ホントは…。いや、この後は…本人から聞いてほうが、いい」
「ぇ…?」
「由貴なら、屋上にいるから」
「…うん…。ありがとう、道瀬くんっ…」
あたしは、涙でぐちゃぐちゃの顔のまま、屋上へ走った。
「由貴っ…」


大好きで、大好きでたまらない…


幼馴染みの、もとへ。


バンッと開けたドアの先には…
目を見開いた、由貴がいた。
「っ、り…さ」


「由貴っ」



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