【完】短編集~幼馴染み~
「いっちゃん、この2人とは同中なんだ」
「あ、そうなんだ」
「誰、誰?このイケメン!!」
「まさか美亜の彼氏!?」
「違うよ!昔近所に住んでて、仲良くしてたの!高野壱夜だよ、仲良くしてあげてね」
「「よろしく!!」」
「よろしく」
「アハハ、いっちゃん相変わらずの照れ屋だね」
「なっ//!美亜てめっ!余計なこと言うな!!」

そう言うといっちゃんはあたしの髪をわしゃわしゃした。
「ちょ、なにすんの!せっかく気合い入れてセットしたのに」
「ワリぃワリぃ」

いっちゃんは照れ隠しに髪をわしゃわしゃする。
これは、あたしだけが知っている癖。
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