【完】短編集~幼馴染み~

俺だって

学校で、善に泊まった日のことを話すと…

「お疲れ」

と、気の毒そうに言った。

「天然も、そこまでいくと犯罪級だな」
「ホントだよ…」

マジで、あの天然と可愛さは犯罪級だ。

なんて思ってると…

「あ、あのっ…。ちょっといいかな?」

女子が話しかけてきた。

善にか?
「風馬、行ってこいよ」
「え、俺?」
そう言うと女子はコクンと頷いた。
ま、マジか!
善なら分かるけど…。
俺はとりあえず、女子についていった。


着いたのは、ひと気のない場所。

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