【完】短編集~幼馴染み~
ほのかを庇うように、ほのかの前に立つ。

「てめぇ誰だよ」
「俺はほのかの幼馴染みだ」
「はぁ?幼馴染みがでしゃばんな!」
「あと、俺は…○×会社のものだ」
「…っ!」

そして、俺はさっき撮った画像を見せた。

「これ、いつの間にっ…」
「俺、これを警察にもってくこともできる。
お前の会社にもってくこともできる。
…どっちがいい」
「そ…んな。どっちも俺にとって不利な…」

「は?ざけんじゃねぇぞ、テメェ。テメェの不利、利益なんか知らねぇよ。
テメェはほのかを傷付けたんだぞ!?
責任取れんのかよ!!
…お前が選ばないなら、どっちにもだす。
一生俺たちの前に姿現すんじゃねぇぞ。
もちろん会社にもだ。
もう、ほのかに近づくんじゃねぇぞ」

「っ、は…い」

「もし、ほのかに手ぇ出したら…

俺、お前のこと殺すかも」

「っ!」

柳瀬は顔を青ざめながら、去っていった。


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