【完】短編集~幼馴染み~
しばらく歩いていると、1人の男の子が陸斗に近づく。

「陸斗、はよーっす」
「はよ」

学校のお友達、かな?

―――ボトッ。


あれ…今、陸斗何か落とした…?
陸斗はそれに気付かず、曲がり角を曲がってしまった。

あたしはそれを拾う。

「生徒手帳…」

陸斗が落としたのは、生徒手帳。

どうしよ、もうあそこ曲がったら、K学園着いちゃうもんな…。

あたしは鞄に生徒手帳をしまう。
あとで、渡しにいこっと。

そう決め、H高校へ向かった。

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