【完】短編集~幼馴染み~
「帰ろ…っか」

「ちょ、待て」

陸斗はあたしの腕を掴んだ。

「………好きだ………」

…………。

………。

え?

あ、夢だ。
絶対そうだ。


あたしは頬を思いっきりつねった。

「い、痛い……」

「何してんだよ、のん」

苦笑いする陸斗。

あれ、痛いってことは……


夢じゃ、ないってこと?





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