【完】短編集~幼馴染み~
その後、あたしは教室に戻った。

「おかえり~。告白でもされた?」
「あ、うん…」
「付き合うの!?」
「ううん。まだ先輩の事全然分んないし…。
とりあえず、今度の日曜デート行くことになった」
「そう。ま、結衣子が一歩リードってこと?」
「…かな?」
「なーに?嬉しそうじゃないね」
「なんか、分んないけど…乗れないんだよねぇ」

ホント、なんでだろ。

「結衣子――!」

その叫び声とともに、背中にズシリと重みが加わる。
「いったぁ!唯人!重たいっ」

そう言うと、唯人はあたしの上から降りた。

「俺、一歩リードだぜ?」
「は?」
「今度デートすんだよねぇ♪」
「あら、残念。結衣子もデートよ」
「えぇぇ!!??んだよ、ちくしょ」

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