【完】短編集~幼馴染み~
お昼休み、あたしは純と一緒に食堂に来ていた。

あたしはオムライス、純はパスタを頼み、今は席を探している。
「席、空いてないね」
「うん。やっぱり、走ればよかったかな?」

キョロキョロしていると…
「「あ、」」

ある人と目が合い、お互いに声を漏らした。

彼が手を上げたので、あたしはペコッとお辞儀をした。

「早川さん、よかったら相席する?」
「え、いいんですか?」
「もちろん。お前も、いいよな?」
「全然オッケー♪」
「てことだから、お友達も一緒にどうぞ?」
「じゃぁ…純。お言葉に甘えようか?」
「そうだね!じゃぁお邪魔します」
あたしは高木先輩の隣に。
純は高木先輩のお友達、江川先輩の隣に座った。

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