【完】短編集~幼馴染み~
ちなみに高木先輩は…
『名前、なんていうの…!?』
あの日、声をかけてくれた先輩だ。

―――………
『名前、なんていうの…!?』
『……え?』
『あ、突然ごめん』
『い、いえ…』
純はいつの間にか姿を消していた。
『えと。名前、教えて?』
『早川夏希、です』
『…早川さん、ね。ありがと。俺は高木聖也<タカギマサヤ>。よろしくね』
『よ、よろしくお願いします』

高木先輩は優しく微笑むと、その場を去っていった――…。

―――――………


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