【完】短編集~幼馴染み~
―――…次の日。
あたしは駅にお見送りに来ていた。
宏也、おばさん、おじさんに別れを告げ、翼くんはホームへ向かう。
あたしもホームまで見送ることにした。
「美月」
「ん?」
「右手、出して」
「え?あ、はい」
手を差し出すと、あたしの手をとり、翼くんはなにかを薬指にはめた。
見てみると…
「っ、これ…」
それは、シルバーリング。
「俺のもの、って印な。あと…男よけ」
「ありがとう…」
【2番線に、電車が参ります…】
翼くんが乗る電車が到着し、ドアが開く。
翼くんも、電車に乗った。
「メールとか電話、するから」
「うんっ」
最後は、あなたの好きと言ってくれた笑顔で、見送るね。
あたしは駅にお見送りに来ていた。
宏也、おばさん、おじさんに別れを告げ、翼くんはホームへ向かう。
あたしもホームまで見送ることにした。
「美月」
「ん?」
「右手、出して」
「え?あ、はい」
手を差し出すと、あたしの手をとり、翼くんはなにかを薬指にはめた。
見てみると…
「っ、これ…」
それは、シルバーリング。
「俺のもの、って印な。あと…男よけ」
「ありがとう…」
【2番線に、電車が参ります…】
翼くんが乗る電車が到着し、ドアが開く。
翼くんも、電車に乗った。
「メールとか電話、するから」
「うんっ」
最後は、あなたの好きと言ってくれた笑顔で、見送るね。