【完】短編集~幼馴染み~
「敦志、ほ……本気?」

あ~~、もう!!
予定狂った!

「こんなこと、冗談で言うかよ。
本気の本気」

ちらほら人が見てるけど、気にしねぇ。

「杏子。タイムカプセルの手紙の内容、覚えてる…?」
「もちろんだよ…?」
「それ…叶えよう?」

―――ぼくのおよめさんになってください!

「杏子。俺と……結婚してください。
絶対に……幸せにするから」
「っ、はい…っ」

目に涙を浮かべている杏子は、そう返事すると俺を抱き締めた。

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