【完】短編集~幼馴染み~
「やべっ、すげぇ嬉しいんだけど…」

さらに強く抱きしめる健太にこたえるようにあたしもギュッと健太を抱きしめた。

「ちゃんと、気持ち伝えないままキスして、ごめん」

「うん。…けど、もう大丈夫。健太の気持ち、ちゃんと分ったから」
そう言うと、健太はそっとあたしを離し、
「キス、していい?」
「…いいよ」
あたしたちは、青い、青い空の下、


―――キスをした。


やっと、想いが通じ合えたね、健太。


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