神サマの憂鬱。
「今日お前に来てもらった理由はもう知っているか」
「あぁ、いや、はい」
魔王は息子に視線を移し、名を呼ぶ。
「ロックに、悪魔とはどんなモノかを教えてもらえ」
「……」
「いいな」
「…はい」
ハバネが返事をすれば、行けと扉を顎で指す。
ハバネは父である魔王の顔を見ずに礼をすると、部屋を出ていく。
控えていた魔王の部下達がハバネに頭を下げるが、彼は礼をするこどができなかった。
ロックは魔王にお辞儀した後、慌ててハバネの後を追った。