神サマの憂鬱。
「おい! えっと、そうじゃなくて…。 あの!」
ピタリ、ロックの声に足を止めるハバネにホッと息をもらす。
「……何処へ行くのです?」
「は?」
くるり、と彼に目を向ける。
その瞳には、五歳児がするような無邪気さは含んでおらず、変わりにあるのはなんとも複雑に入り交じったような感情。
ロックは思わず息を呑んだ。
「僕に、悪魔とやらを教えてくれるのでしょう?」
「あ、あぁ…いや、はい」
少年は頬をポリポリと掻く。