クールで無愛想な彼氏
「うっわ...気持ち悪りぃ」

「へっ?!」


どどっどうしたの!?裕太~!!

裕太は突然そういうと私に倒れこんだ。

「ゆっゆうた!?」

すると裕太は目をつぶり、そのままの体制で

らくがき画面を指差した。

「俺さ、目でかすぎてきもい」


「はぃっ!?」


いやいや....

裕太さんおかしくないですか?



確かに、裕太はいつも以上にくりくりの目だったけどさ


倒れこむほどって....

それ明らかに


私に抱きつきたかっただけでしょうがぁああ!!!!!


んもぉ!!

嬉しいけど....ちょっと子供すぎる。


しばらくし、「3.2.1」


と音がして、再び画面に目をやると


落書き終了!!!!


ええ....嘘でしょう。


まっ...撮れたからいいんだけどさ、

はぁ。


すると裕太は「おし、行くぞ」


と何事もなかったように私の手を引き

プリクラを撮ると、歩き出した。


「ゆっ裕太~」


もう今日は裕太に振り回されっぱなしじゃん。


そしてしばらく歩いた公園で裕太は私をベンチに座らせると


なにやら電話をかけ始めた。

「あっ....おぉ。...ん...はいよ...じゃあまたな」


え?


こんなに内容のつかめない電話ってありますか!?

「よし、寝るぞ」

「えぇっ!?」

すると裕太は普通に私の膝枕で寝始めた。

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