クールで無愛想な彼氏
「あっ未央-!!こっちこっち」


「亜実ちゃん!!!」



校門をすぎるなり、私は走り出した。



「未央久しぶりッ」



『ぎゅッ』


「亜実ちゃん~」



「未央....また背縮んだ!?」


「ちっ縮んでないもん!亜実ちゃんが伸びただけだよ」


「まじで?うけるー」

「ひどどぉ~い」




-沖田亜実

私の唯一の友達であり、中学からの心友。

亜実ちゃんは派手めで

どちらかというとギャル系。

でも元気で運動神経もよく頭もいい亜実ちゃんは

とっても人気物。

私はそんな亜実ちゃんが大好き☆




「未央-クラス表みた?!」


「ううんみてない」


「うちら離れたよー!!」

「えぇぇええ!!!!」




うっそぉ.....。



唯一の友達がいないなんて、もう私はどうすればいいの。


「まぁ落ち込むなって!隣のクラスだし?いつでも来てよ」

「うん!」


そして亜実ちゃんは私の頭をぽんぽんとなでると


私の手を引き歩き始めた。






「じゃあここで!」

「亜実ちゃんまたね」


....入るかぁ。



私はドアを開けた。
< 3 / 147 >

この作品をシェア

pagetop