お嬢様の恋愛事情



「俺は・・・納得できませんから。」



翔に向かって強気な発言をする高橋君。その考えと発言は何も変わっていない。




「隼人さん失礼な事をお聞きしますが・・・何故そこまでしてお嬢様との結婚を取り消しにしたくないのですか?もしかして隼人さん、お嬢様の事を本気で・・・」



そこまで言うと翔は高橋君を見つめるだけだった。何というか目で会話をしてるみたいだった。



「ち、違う!俺はそんなんじゃねぇ。もう帰る!ごちそーさまでした!」



高橋君は意外にも顔を真っ赤に染めて帰って行った。
喫茶店から大きな走る音と共に高橋君は消えて行ったんだ。




「なるほど。そういう事ですか・・・。」



翔は1人で納得した表情を浮かべている。



「なるほどって何が?」



「いえ、気にしないで下さい。」



そう言って翔はいつもの笑顔で私に言った。


でも、気にしないで下さいなんて言われると余計に気になっちゃうよ。




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