記憶の向こう側
テーブルの上に乗ったものは、形の整った黄色い卵料理で、上にケチャップがかけられていた。
「オムライス…?」
「おう。まあ食べてみ?」
勇樹は自信ありげな表情を浮かべていた。
「うん!いただきまーす。」
勇樹特製のオムライスを、慎重に形を崩して一口食べた。
途端に口の中に広がってくる、バターとトマトケチャップの味。
卵はふんわりしていて、かつ強調しない薄味。
しっかりと味の付いているチキンライスと良く合っていて、とてもおいしい。