記憶の向こう側




「彼女、山下くんと同じクラスだよ。いくらクラス離れてるからって、近所に住んでて小さい頃からの付き合いなんでしょ?何も聞いてないの?」



「うん。中学の時ほど一緒にいないし…。部活も違うから、最近すれ違いなんだよね。」




敬太は、中学からバスケをしている。



私は中学の時は帰宅部だった。




よく敬太の練習終わりまで図書室で宿題をして、一緒に帰ってたっけ。




でも…





回想に浸っていたら、急に絵里奈が思い出したように大きな声を出した。




「…あっ!そう!部活よ!楢川もバスケ部だよ。マネージャーやってる。そうかぁ…。やっぱ、付き合ってるのかな?敬太くんもかっこいいし、美男美女カップルだよねぇ。」





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