記憶の向こう側
「杏子!会長、誰に入れる?私はやっぱり3組の堀野(ほりの)くんかな?かっこいいもんね!」
絵里奈はもうすでに、さっきまでやってた中間テストのことは忘れているみたい。
私も何とかテストのことを頭の隅っこに追いやって、掲示板に貼られていた二枚のポスターを見た。
「会長候補、二人いるのか…。どうしよう。」
「副会長は楢川だけみたい。一人勝ちだね。一応演説はするみたいだけど。…はぁ、かっこいい人、出馬すればいいのにぃ。」
絵里奈は、ビジュアル良ければ全て良しなのね…。