記憶の向こう側
「……。」
しばらく何も喋らない敬太。
仕方がないので、敬太を部屋の中に通した。
「敬太?」
私のベッドの上に敬太が座って…、そこでようやく敬太が口を開いた。
「杏子、俺がこんなこと言っても信じてくれないと思うけど…、俺、今日は、杏子のためにバスケ頑張った。」
「え?」
いきなり、何言ってるの?
「杏子、めったに俺のプレイ見てくれないし、こんな機会でもないと…」
でも敬太の真剣な顔は崩れない。
「…?どういうこと?」