記憶の向こう側



その言葉で、ようやく私の置かれている状況が理解できた。




その瞬間、私は恐怖で全く声が出せなくなった。




おじさんの手がゆっくり私の口から離れても…。




ニヤリと気味悪く笑うおじさんに、嫌悪感が芽生える。




怖い…気持ち悪い…




そんな気持ちはよぎっているのに、反撃の行動に移せない。




酔っ払ったおじさんの強引な力強さに、なすすべもない。





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