いただきます。


「・・・お前はあいつ飼うんだろ?」

『・・・うん。』


「・・・じゃあ俺がこいつ飼う。」

・・・!!!

私も看護婦さんもびっくりした。


「・・・いいか?」


看護婦さんに聞いたんだろう。歩は勢いじゃない。冷静だった。


「・・・大丈夫なの?家とか」


「・・・・あぁ」


ポロッ


いきなり掴まれた私と歩の手。

「・・・あっりがとう。本当にありがとう。」


看護婦さんが流した涙。


この仕事をしてる人だから

動物を凄く愛してる人だから

優しい人だから

この涙がこんなに綺麗なんだと思った。



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