squall
そんなことを考えてるうちに。
気がつくと私は、


「……………」


惣一の会社の近くまで来ていて。

あの長文メールは、仕事の合間に送ってきたのか…。

やっぱり私は。


―惣一に会いたいんだ


会社の。
惣一がいるだろうフロアを、見上げた。

立ち止まって。
ごく普通のビルを、ただ見上げてる私は。
かなり浮いていたんだと思う。

見上げながら、メールの返信をしようか。
このまま地下鉄の駅に向かって、まっすぐ帰ろうか。
迷っている時だった。

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