squall
「ちが、う。ごめん、なさい。私……」


泣いた後って。
こんなに喋れなかった…?

まだ少し、ひっくひっくなってしまって。


―ポンポン…


惣一は、そんな私の頭を優しく撫でると。


「飲んで…」


そのミルクティーを。
私の手に握らせた。


「…ん…」


ミルクティーは、だいぶ汗もかいて、ぬるくなってしまってたけど。


…ひと口。


甘くて、少しだけ。
落ちついた…。


「…おいしい…」
「良かった…」
「ん……」


今、


―何時なんだろう…


ふと、時計に目をやろうとして。

私はハッとする。

荷物も取りに…みたいなことを、惣一からのメールに書いてあって。


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