squall
この先、もう二度と。

私が彼に、囚われることはない…。


「まだ寝ててもいいよ」
「んー…」
「日曜だし」


私たちに、激しく降り注いでいたけど。


「じゃあ、萌も…」
「えっ?」


それは私にとって、必要だったもの。


「…おいで、萌」
「…ん…」


スコールのように。
今はもういない。

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