squall
その間。


「多分。中学って…」
「あっ、そう!一緒!」
「じゃあ、やっぱり知り合いです。中1の時、同じクラスで」
「マジで!?そっか。じゃあ、俺と入れ違いで入学してきたんだ」
「3コ上ですか?」
「ん。そう」


佳世は佐野サンと話していたみたいだけど。
ふたりの声どころか、


「佳世チャンが知ってるってことは、萌も佐野の弟、知ってるんだ?」


私には惣一の声すら届いてない状態で。


「あ…、そう、なんだけど。萌は、同じクラスになったことはなくて」
「えっ?あ…、そうなんだ…」


代わりに、佳世が答えてくれてたことにすら。
気づいてなかった。


< 84 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop