恋愛偏差値0


あたしは、いつのまにか梓くんの体とはなれていた。




「帰るぞ。あしたはお見合いだ」


「お見合いって…。しないわよっ」



父があたしの腕を引く。




それから、梓くんの両親に、「ご迷惑をおかけしました」と礼をした。




「梓くんっ!」



梓くんは悲しそうに目をふせていた。





ごめんなさい。


ごめんなさい。




傷つけてごめんなさい。





悲しませてごめんなさい。


あたしのせいでごめんなさい。






梓くん…。

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