Cutie Blonde*頬に白ホイップ*
* * * 


その後、こんなモヤモヤした気持ちでケーキを作れるはずもなく、私は休憩室に籠っていた。
朝比奈さんのケーキを書いた、スケッチブックを眺めながら。


バンッ!


大きな音と共に倉持さんが入ってきた。


「…朝比奈が心配してる。元気だって言いに行くぞ。」

「え…?」

「朝比奈と神野さんが帰るんだよ。挨拶しろ。」

「は…はい…。」


倉持さんに言われるがままに、その背中についていく。




キューティーブロンド、正面の出入り口の前に朝比奈さんと神野さんが立っていた。


「ひなちゃん!大丈夫?」


私の方に駆け寄ってくる朝比奈さん。
そしてその少し落ちたトーンで、すごく心配してくれてるっていうのが伝わる。

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