砂場のロケット 〜キミと見る群青〜






アズに抱き着いた真木が

――――… 泣くか、叫ぶのかと思った




だけど ―――――




「 …… あっぶね
オメエ アレで前、かぶれたろ? 」




「 え… 」


真木とアズが、思いきり見上げた夜空


巨大な蛾が、一匹

水銀柱のあかりに向かって
羽をパタパタ、ばたつかせている




「 ――― ううわっっ!!

クウヤ どうもありがとう! 」




「 …そんな事は今更

っつーかマジでトイレ行ってくる 」


「 はい! ついてかなくて平気? 」


「 ―――… オメーはやる事あんだろ 」


「 … ? 」



「 次はそこにいる
純愛バカの話、キチンと聞いてやれや 」




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