砂場のロケット 〜キミと見る群青〜





… 似合い過ぎてて
この場の、セットみたいだなこの二人




俺を真っ直ぐ、静かに見ている
青山の黒ロンTは"glass"のかとか

道路に面した鉄柵の向こうに
型の古いGolf停まってるけど、
こいつのかなとか




―――― そこから視線を戻すと

青山と俺の間に
アズが、移動して来ていた




公園の街灯の下


夜風は静かになり、車の走行音も
あまり耳には入って来ない




―――… アズの瞳を見たくなくて

すでにもう、
そこに答がある気がしたから ――――




逸らしていた自分の眼を


アズの足先


首すじに




かなりの覚悟を決めて 戻して行った




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