砂場のロケット 〜キミと見る群青〜





「 冬、イケヤンが本格的に
映像が軌道乗り始めて
淳も、すごく興味ありそうで


…… でもなんか
煮詰まってる感じもあって
それで、エキストラ誘っちゃった


リュウジは…
女優さんとウワサあったり
写真も… 見たし


淳と遊んでて楽しくて
一緒にプリクラ撮ったりして

そしたらゲーセンで淳
女の子に声かけられてて
スゲー!って思ったり


元々遊ぶの慣れてる人だし
なんか…
私が落ちないから悔しいのかな




―――… 一度そういう事すれば
執着みたいなの、消えるのかなって… 」




「 !!

―――… アズ!! …… 今は違う 」




「 はい

…… これは当時の私のキモチ含め
私が思ってた、私目線からの事だよ 」




「 ………――― 」




「 …… 私の中で
とても綺麗だった歌の世界が


プロになったら
…ただそれだけじゃなくなって行って
どうしていいか少し
混乱してた時期でもあったし


でも
……… 去年の夏から冬にかけて
リュウジにも、淳にも、クウヤにも

… キモチたくさん伝えてもらって




… だけど


"あずる"は、淳を知らない ―――


――― "Az" は、リュウジを知らない




突然会った、その二人の間には
最初 ものすごく厚い壁があって…




正直 

…どうしたらいいかわからなかった…




だから、ニューヨークに行ったの 」




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