砂場のロケット 〜キミと見る群青〜





「 "可能性を試す為"


記者会見では そんな事言ってたけど

―― 最初は、逃げてたんだと思う




でも忙しい毎日の中で
マンハッタンに住む
色々な人達に出会ったよ




トウシューズを買う為に
毎日のご飯、一食にしてる人

いつか、誰かの眼に留まる為に
零度の空気の中で、パフォーマンスする人




だけど皆、笑ってて、
その笑顔が、ものすごくカッコよくて


――… 私、そういうの
ずっと、忘れてたなあ…って


"カッコよくなりたい"って
そう 思ったよ… 」




「 … なんかよ 」


「 うん 」




「 ――… 定番みたいなセリフしか
今、何か、出て来ないけどよ

… アズは充分、カッコイイぞ 」




「 …… ううん

自分が思う『Azurite』には
まだまだ程遠いんだよ…

それに、…… やっぱり私は 」




「  アズ  」


「 はい 」




「 …やっぱりいいわ  要らない 」




「 ――… はい 」


「 うわ ヘンな解釈すんな
そっちじゃないすけ 違えよ!! 」


「 …… どれ…? 」




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