繰り返し



しばらく歩くと、鼻を擽るような甘い香りがした。



「…うわぁ!!」



少女の目に映るのは、辺り一面に広がる花畑。


その美しさに、少女は思わず歓声をあげた。



「すごーい!!
ゆうきくんこんなところ 知ってたんだぁ」



すっかり興奮してしまった少女に、少年はゆっくりと口を開いた。



「…いこっ?」


「うん!!」



互いに手を繋ぐと、花畑の中へ走りだした。



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