江戸時代で逆ハー状態!?



「へぇ…おもしれぇー…俺が負けるわけねぇけどな。」


私から手を離して佐之助くんを見る高杉さんの目はなにを考えてるか全くわからない冷たい目をしていた。

「ちょっ!!だから、私は__…」

「海陸は黙ってろっ!!」


今度は佐之助くんに言葉で遮られた。

なななっ…なんなのよ!!
私のキモチは無視って訳!?


ぶちギレた私はわざと足音を鳴らして二人の間にわって入る。


「あんたら…黙ってれば調子に乗りやがって…佐之助は私に向かって黙ってろだって?少なくても私で争ってるなら私の話も聞いたって…」


私は怒ると性格が変わっちゃうのも彼氏が出来ない歴14年に含まれてるの…かも…?


そう思うと急に意識が飛んだ。

______意識が飛んだ瞬間、佐之助くんの必死な声と高杉さんの微かな笑い声が聞こえた。
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