かふぇもか
唯は実家に五日間滞在していたので、わたしよりも遅く帰ってきた。


東京出身なので、有名なバウムクーヘンを買ってきてくれた。


「彼氏!」


抱きつこうとしたらひょいとよけられた。


唯は運動神経がいいのだ。


「寂しかった~」


「ハイハイ」


唯は軽くあしらった。
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