かふぇもか
それまでは我慢していたけど、一人車の中に戻ると涙が溢れてきた。


溢れて溢れて、止まらなかった。


わたしのワガママでここを去るので、最後は笑ってお別れしたかった。


願いが叶って良かったー。



この海辺の街で過ごして9ヶ月。


色んなことがあったけど、いつも前向きでいられたと思う。


いつも笑って過ごせた。


カフェで働いてバリスタの資格を取ることが出来た。


少しだけど、英語を勉強して夢を見つけることも出来た。


それは、唯がいたからー。
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