かふぇもか
「おいで」


レジャー施設から太一の家に戻ると、太一がベッドの上で手招きをした。


これはわたし達の習慣だー。


わたしも当たり前のように太一の前で横たわる。


太一の右手がわたしの胸に触れる。


それらのことも、これから起きることも全て“習慣”だった。


あぁ、今日は少しだけ罪悪感がある。


それは今、みんなは仕事をしているというのに自分達は仕事もせずにこんなことをー、という罪悪感だった。


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