青空メモリー
コンビニには人がいなかった。
みんなクーラーのついている部屋にこもってるのか。
自動ドアが俺のために開いてくれる。
そして昼ご飯を選びに中に入る。
と、見慣れた人物が。
グレーのフード付きの服にジーンズのズボン。
黒髪で目つきが悪い。
双子の片割れ、流だった。
てか流、スタイルいいな。
どんな服でも着こなせる気がする。
「あ、十夜」
流もこちらに気づいたのか、近づいてくる。
周はいないのかと訪ねると、ジャンケンで負けてアイスを買いにきたらしい。
「大変だな」
「大変なのは十夜だろ」
コンビニで話し込むのもどうかと思ったが、外は暑く、動くのもだるいので、店の端の方で話す。
というか奏汰との喧嘩は双子も知っているようだ。
奏汰は俺の悪口を何人に言ってるんだ。
そもそもあれは喧嘩とは言わない。
奏汰が一方的に怒っただけだ。