赤い月



そのまま
別々にバイバイして
タクシーに乗り込み


家路に着いた。



窓から見る街は
ネオンがうっすらまだ煌めいていて



何故か、さみしい気持ちにさせる




連絡がこない携帯を
カバンから取り出すと


より一層さみしい気持ちにさせた




その日は
電源を落として目を閉じた









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