恋人という名のゲーム
何も言えなかった。ただ、怖いと思った。

否定されたかったのかもしれない。本気じゃなかったとしても、いつもの軽い調子で冗談ぽくかわしてくれたら、安心できたのかもしれない。逆に肯定してくれたら、納得したかもしれない。


だけど、突き放すように答えをはぐらかされた。久我くんはもう、これ以上答えてくれる気はなさそうだった。




「そろそろ戻ろうか。冷えてきたし」

言葉を失ったままの私に声をかけた久我くんは、もういつもの彼だった。なんとか微笑み返して、頷くこと
しかできなかった。

< 51 / 51 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

その妖、危険につき
汐乃/著

総文字数/23,513

ファンタジー89ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
血まみれの青年を拾ってしまったひなた。 「処女は美味いからな。  一番、味がいい19になったら、俺が喰ってやるよ」 青年・廉は妖だった!?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop